| CONTENNTS 2 |
| ● 原油 （クルード・オイル） |
| ①特徴 |
新油の性状で性能を決定する事は、今や不可能となりました。その結果実際に使用するか又は
試験の必要があります。
比重、引火点および燃焼点、粘度指数、油膜構成力、凝固点、カーボン含有量、酸化率等の
テストをなし、その総合成績で判断を下し、油の良否を決定します。
つまり、廃油分析です。この事はメーカーを問いません。
モーターオイルの良否は鉱物油の場合、かつては産出した原油に左右されました。
現在、化学的に最も良質なのは、パラフィン系炭化水素を主成分としてしている原油です。
それは炭素と水素の結合状態が鎖状をなし、しかもその結合が完全になされ非常に安定な
化学状態を作っています。
よって、物理的にも化学的にもその性能は容易に侵されないので、高熱に対して粘度の変化が
少なく、なお燃焼する場合に起こる酸化作用にも耐え、酸化化合物（スラッジ）等も微量です。
自然にある程度の活性作用があり、又、温度上昇による分子間の変化や分子量の減少が少なく、
有効成分を多く含むので、油性（こく）の高い、油膜構成力が強い（金属面に付着しようとする力）
事が特徴です。
| ②比較 |
AMALIEの原油は天然が保有する理想的な炭素、水素の化合物で、この原油より精製された
オイルは、添加剤を加えて品質の向上を図っている他の系統からなる原油より精製された
オイルよりも優れた潤滑性能を保有しています。
汎用ベースオイルに高品質の添加剤を使用して、天然が保有するパラフィンベースの粘度指数に
接近（一部は卓越）したオイルがありますが、実際にオイルを内燃機関等の熱を加える箇所に使用
すると、時間的に天然が持つ粘度指数よりも生命が短い点が、類似オイルとの違いです。
反復潤滑されている間にオイルの粘度指数は非常に早く減退します。
オイルである限り引火点、燃焼点はありますが、他のベースオイルに比較して引火点から燃焼点に
移る温度が非常に離れています。
引火点とは油が分解点に達した状態です。燃焼点は油が完全に分解を起こし、揮発分と油分、
酸化物と炭素に分かれていく反応が持続します。
AMALIEの粘度指数は物理的反応、熱によって起こる分子間の膨張係数が
他のベースに比較して非常に小さい事が特徴です。
熱に対する粘度の変化カーブはゆるく、最高の粘度指数を示します。
| ③AMALIEの特徴 |
潤滑性能中、最も大切な要素は油膜構成力（オイルネス）です。油膜構成力とは金属摩擦面、
即ち境界摩擦面に対して油の膜が張る強弱を示す事です。
油が金属面に十分に吸着し、かつ油の一分子が十分な表面張力を持ち続ける作用です。
エンジンの磨耗は、この働きが完全であれば磨耗は減少されます。どのような油が最も
オイルネスが強いか、それは活性原子団を含有する事によって目的を果たします。
AMALIE MOTOR OILは添加剤も使いますが、天然の保有するオイルネスを最大限に生かして
油膜構成力を作り上げています。
このベースオイルに最先端の化学添加技術を駆使して磨きぬかれたオイルがAMALIEです。
モーターオイルには性能を向上する為に添加剤を配合します。添加剤は高熱に対して添加剤の
性能は減少し、性能も短くなります。
天然のベースオイルは高熱に対しても破壊されにくく、寿命は長い。
良いベースオイルほど性能を持続します。
AMALIEと合成オイルを比較した場合、エンジンの油温の低い時は、合成オイルが性能を
発揮します。
摩擦損失が少ないからです。
合成油と比べて価格面でメリットがある、 という点は見逃す事はできません。
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